「旅しながら仕事してみたい」
「有休をうまく使いたい」
と思っている方、こんにちは。
「仕事が忙しいけど、旅行をして気分をリフレッシュしたい」という人にオススメなのがワーケーションです。
ワーケーションとはワーク(仕事)とバケーション(休暇)を合わせた造語で、旅行先で仕事をするという新しい働き方。
ただワーケーションと聞いても
「実際に導入するのって難しいでしょ」
「やってみると仕事の効率が下がりそう」
と感じる人もいるでしょう。
そこで本記事では実際にインドネシアでワーケーションを行った私が「ワーケーションのメリット・デメリット・注意点」について説明します。
結論からいうと、ワーケーションはいつもと違った環境で仕事に集中できる上に、旅行も同時に楽しめる「かなり良い働き方」だと感じました。
「ワーケーションやってみたいけど、詳細を知りたい」という人はぜひ参考にしてみてください。
ワーケーションは仕事に集中できる!
冒頭でも説明しましたが、ワーケーションとは休暇を取って旅行をしながら、その中で仕事するという働き方です。
実際に大手企業であるJALがワーケーションを導入したり、有休消化が世界最低ランクの日本で「有給取得率をあげる手段」としても注目されています。
私は普段は日本で働いているのですが、バリで1週間ほどワーケーションをやってみました。
やってみる前は「大丈夫かな?」と不安でしたが、いざやってみると観光と仕事を両立できて、ついでに有給も消化できるメリットだらけの働き方でした。
同様の働き方で「リモートワーク」というものがありますが、ワーケーションとは異なります。
- リモートワーク:遠隔での仕事
- ワーケーション:休暇を取り、旅先で仕事すること
リモートワークは「遠隔で仕事すること」を全般的に指しますが、ワーケーションはあくまで「休暇を取り旅行すること」が前提になっています。
ワーケーションの方が「休みとの両立」を考えて、新しい働き方だといえるでしょう。
ワーケーションの3つのメリット
上記では「ワーケーションをやって良かった」と説明しましたが、実際にどのようなメリットがあるのでしょうか?
下記では実際にワーケーションをやってみて感じたメリットを紹介します。
- 仕事に集中できる
- いつもと違う環境でアイデアの幅が増える
- 有休消化しやすい
では詳しくみていきましょう。
①邪魔がないので仕事に集中できる
ワーケーションは旅行先で仕事を行うので、いつもと違った環境で仕事することができます。
またオフィスで仕事していると、突然の電話や来客があり、仕事だけに集中できないこともありますよね?
しかし、ワーケーションだと旅行先で仕事するため「集中を邪魔するもの」が減り、いつもよりも仕事に集中することができます。
実施に私もワーケーションをやった時には、周りに集中を邪魔するものなく、いつも以上に仕事に取り組めました。
②いつもと違う環境でアイデアの幅が増える
人間は身の回りの環境から影響を受けやすい生き物なので、違う環境に身を置くだけで「いつもと違うアイデア」が出る可能性も高くなります。
ワーケーションは旅行先で仕事するので、普段は触れないようなもの・情報・人からインプットを得ることができるでしょう。
私は普段日本で働いているのですが、ワーケーションを利用してバリに滞在しました。
バリで流行しているビジネスや観光の仕組みを見て、日本では考えつかないようなアイデアを出すことできました。
③迷惑をかけることなく有休取得できる
エクスペディアジャパンの調査によると、日本の有給取得率は「世界で最も低い」とのこと。
もっとも有給取得率の高いブラジルは100%なのに対して、日本は半分の50%しか有給取得できていません。
ただ、ワーケーションを使えば「周りに迷惑かけることなく」有給を取得することができます。
普通の有休消化であれば、その期間は一切仕事しないので、自分が関わっている仕事がストップしてしまいます。
しかしワーケーションの場合は、休暇を取りつつ仕事もするので、仕事を止めることがなく他の人に迷惑もかかりません。
私はワーケーションで1週間バリに滞在していましたが、2日間リモートワークを実施して、仕事を進めました。
ワーケーションの2つのデメリット
ワーケーションはメリットが多い働き方ですが、その反面デメリットもあります。
ただデメリットを事前に把握しておけば対策を立てることできるので、ここでチェックしておきましょう。
- スケジュール調整が必要
- コミュニケーションのコストが上がる
では詳しく説明していきます。
①スケジュール調整が必要
ワーケーションは休暇と仕事を同時に行うため、スケジュールの調整が必要です。
具体的には「移動時間・旅行先での予定・仕事の予定」の3つを考えながら、調整しなければいけません。
「面倒くさそう・・」と感じる人もいるでしょう。
ただスケジュールの調整は難しくなく、普段の仕事で行っている予定管理の延長だと思ってください。
私は1週間バリでワーケーションを行ったのですが
- 移動:2日間
- 仕事:2日間
- 観光:3日間
という非常にシンプルなスケジュールでした。少し調整はしましたが、そこまで時間もかからなかったです。
②コミュニケーションのコストが上がる
ワーケーションは遠隔での仕事になるので、コミュニケーションの手段が「電話・チャット・メール」になります。
普段口頭でのやりとりが多い方にとっては、少し手間かもしれません。
ただ、このデメリットもそこまで気にする必要はないでしょう。
連絡が必要なものに関しては事前にやり取りしていればいいし、今はメールやチャットなどが連絡手段の基本だと思うので、普段とそこまで変わりません。
私がワーケーションを実施した際も、普段通りチャットツールで連絡を取って、ミーティングはビデオ通話で実施しました。
上記の方法でなんの問題もありませんでした。
ワーケーション実施の3つの注意点
実際にやってみて感じたのですが、ワーケーションを実施する時に「気をつけるべきこと」があります。
下記では、私が実際にワーケーションを行った時に気をつけた3つのポイントについて紹介します。
- いつも以上に連絡を早くする
- スケジュールをしっかり立てておく
- 仕事時間を十分に確保する
詳しく説明していきます。
①いつも以上に連絡を早くする
ワーケーションは普段のオフィスのように、すぐにコミュニケーションを取ることができません。
コミュニケーションを取るとしたら、メール&電話&チャットツールなどがメインになります。
普段と同じように仕事をするなら、いつも以上に連絡を早くする必要があります。
普段よりも連絡に取る時間を増やしたり、レスの速度をあげて仕事しましょう。
②スケジュールをしっかり立てておく
ワーケーションは「休暇・仕事」を両立させる働き方です。
うまく両立させるには事前にスケジュールをしっかり立てておくことが大事でしょう。
なぜなら、うまくスケジュールを立てないと「休暇と仕事」のバランスが取れないからです。
例えば休暇の時間を減らしすぎると、せっかく旅行に来たのに仕事ばかりしているという状態になるかもしれません。
ワーケーションを成功させるためにも、しっかりとスケジュールを立てておきましょう。
③仕事時間を十分に確保する
休暇を取って旅行に行くと、誰しも「全力で楽しみたい!」と思うでしょう。
ただワーケーションの場合は仕事時間も確保しなければいけません。
上記で「スケジュールを立てておく」と説明しましたが、具体的には「仕事時間の十分な確保が必要」ということです。
オススメは「まるまる1日」を仕事時間をして、プライベートの予定を一切入れないことですね。
まとめ
本記事では実際にワーケーションをやってみた私がメリット・デメリット・注意点について説明しました。
ワーケーションとは休暇を取って旅行をしながら、その中で仕事するという働き方です。
実際にやってみて感じたメリットは下記の3つでした。
- 仕事に集中できる
- いつもと違う環境でアイデアの幅が増える
- 有休消化しやすい
またワーケーションを実施するときには、下記の3点に注意するとスムーズです。
- いつも以上に連絡を早くする
- スケジュールをしっかり立てておく
- 仕事時間を十分に確保する
やってみるとメリットばかりだったので、かなりオススメの働き方です。