2015年10月30日

オープンから1ヶ月。まるもの運営で心がけた3つのポイント

あっという間に10月も終わり、ということで、コミュニティスペース「まるも」もオープンして1ヶ月となりました。
まるもオーナーの山口です。

ご存知のかたもいると思いますが、まるもの場所には元々「KANAYA BASE」があり、金谷で活動が行われていました。そういった前例もあることから以前と比較されることもあり、自分自身も前例を参考にしつつ運営を行っています。

また、地域活性に関わる団体や知り合いは少なからずいるため、上手くいっている組織、あまり上手くいっていない組織など、様々な事例を参考にしながら、事業方針などを考えています。

相変わらず前置きが長いのですが、まるもとして10月にどういった点にこだわったのか、心がけていたことをまとめておこうと思います。

「スピード重視」でとりあえずやってみる

田舎なので正直コストは安く、挑戦することのハードルが低いです。そのため気軽に挑戦できることにはどんどん挑戦していこうと思って、色々とやっています。
もちろん上手くいかないこともあるのですが、上手くいかない、という事実が分かるだけでも十分な価値です。

10月にやってみてあまり上手くいかなかったのは「荷物預かり」のサービス。
登山客が週末には多く訪れるので、その登山客向けに荷物預かりをしよう、と看板を設置して案内してみたのですが、反応は0でした。観光や登山客の場合、目的が決まっているので中々立ち止まりにくいのと、そもそも預けるほどの荷物はないことが分かりました。
将来的に、観光や登山客向けにサービスを提供しようと思っていたのですが、道沿いでなにかするにはもう一工夫必要だなと。

上手くいった点としては「月額会員制度」でした。
合宿利用などのスペース貸しをメインにするつもりだったので、個人利用はなくすつもりだったのですが、金谷に住んでいる人は利用したい場面も多いだろうと思い、金谷住人限定で個人利用できるように会員制度を用意しました。
結果的に、月額会員という形で利用者がいることがスペースの質向上に繋がり、まるもの安定収益にもなって、良い形になっているように思います。

10月は様子見ということもありネット上ではあまり告知していなかったのですが、11月からは月額会員のお知らせを積極的にしていきます。
（南房総在住のかたはぜひ試しに利用してみてください！）

多方面展開で当たりを探る

まるもの一番の事業は、都内近郊の企業/団体のかたの「合宿利用」になります。それがまるもの強みを活かし、金谷という地域を盛り上げる要素になると思っています。

といいつつ、南房総向けにイベントをやったり、金谷の住人向けにサービスを提供したり、金谷に来る観光客向けにも何かしようとしたり、手を色々と広げています。
合宿利用は需要があると思いますし、とても価値があると思うのですが、実際にどうなのかはやってみないと分かりませんし、決して合宿施設としてずっとやっていくわけではなく、まるもの可能性を最大限に探ろうと、まるもに関わる全ての人たちに何ができるか、を考えて、多方面展開を今はしています。

取捨選択はいずれ必要ですし、この1ヶ月で色々やって伸びそうな部分と伸びなさそうな部分など少なからず見えてきた気もするので、今後は軸を絞って、リソースを集中させてやっていくつもりです。