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2015年10月15日

主要な移住者4タイプとその特徴。どんな移住者が地域活性に求められるのか?

kanaya-yuhi

段々と寒くなってきましたが、空気が薄くなったのか夕日と星空が綺麗な金谷の今日この頃。
寒さに負けずに早起きを頑張りたい、まるもオーナーの山口です。

前回の「地域活性において「移住人口」と「関係人口」のバランスをどうするか?」の記事では、人口増加には2パターンある、という話でしたが、そのなかの移住人口に関して、今回の記事では触れていきたいと思います。

移住者にはどんなタイプがあるのか、地方に比較的多い主要な移住者のタイプとその特徴をまとめました。
また、どんな移住者が地域に求められるのか、町視点でどの移住者を意識的に集めるといいのか、について述べたいと思います。

まずは、地方に多い移住者のタイプを大まかに4つに分けました。

  • 町のコンテンツをつくってくれる、独立心旺盛な移住者
  • 地域とは関係ない仕事で自立し生活する、安定志向な移住者
  • 町や田舎が好きで地域に興味がある、好奇心旺盛な移住者
  • なんとなく住んでみたい、短期滞在が目的の移住者

町のコンテンツをつくってくれる、独立心旺盛な移住者

地域活性をやっている町にまず来るのがこのタイプ。
移住者というより、地域活性をするために移住してきたということのほうが多いです。
具体的にどんなことをしているかというと、
・地域おこし協力隊として地域活性に関わる
・地域に絡めたビジネスを始める
・独立して飲食店などお店を営む
・農業などその地域で生産をする
などがあります。

地域おこし協力隊のように地域活性に直接繋がる活動をする場合もあれば、飲食店を営み町のコンテンツを増やすこともあります。
町のコンテンツが増えれば結果的に地域活性に繋がるため、このタイプの移住者は地域活性の初期段階では必須で、とても重宝する存在です。

とはいえ、このタイプの移住者だけを集めようとすると難易度が高く集めるのにも苦労します。
また、弱点が挙げると、コンテンツづくりに失敗していなくなるケースもあることです。
そもそも独立して成功する確率は一般的には低く、上手くいかない場合には別の地域にいってしまうこともあります。

失敗せずとも、より大きな成功や夢を叶えるために、別の地域やビジネスに乗り出すこともあり、その地域の枠に収まらないこともあります。
たとえ短期間でも町を盛り上げるために動いてくれるので全く悪くはないのですが、中長期的な地域活性(結婚や出生率向上)においては他のタイプのほうが相性が良い場合があります。

地域活性の初期段階の盛り上がりには不可欠な移住者タイプです。

地域とは関係ない仕事で自立し生活する、安定志向な移住者

次に、独立はしているものの地域とは関係ない仕事をしていたり、企業に勤めて仕事をしているタイプの移住者です。
具体的には、以下のような移住者がいるのかな、と思います。
・移住促進している中堅企業に転職し移住
・場所にとらわれずに働くフリーランスやWEB界隈な事業者
・通勤が多少長くても気にしないサラリーマン

1つめのタイプと違って、仕事が安定していて、お金や生活に余裕があります。
スキルや能力があるため、はじめは町に関わりがなくても、町と関わりを持てる機会や案件などがあれば、その力を発揮し活躍してくれて、将来的に町のコンテンツをつくってくれることもあります。

地域活性に興味がなくても、町に住むことで地域に興味を持つことはありますし、仕事ができるのでなにか相談したときに力になってくれるので、移住者として受け入れるといいはずです。

町や田舎が好きで地域に興味がある、好奇心旺盛な移住者

地域活性に興味があって移住したい、という若者も比較的多いかと思います。
自ら独立するほどの気持ちと力はないものの、なにかやりたい、という気持ちはあり、既にいる移住者のサポートなどしてくれます。

はじめは好奇心が強いだけで出来ることは少なくとも、どんどん成長していくこともあります。
また、人手が少ない地方にとって、好奇心があってどんどん動いてくれる若者の存在は不可欠です。

注意点としては、1つめのタイプの独立心旺盛なタイプと似ているため、どちらのタイプかしっかり判断する必要があります。
独立などが向いていない場合には無理に進めないほうがいいですし、無理させても上手くいきません。
その町にある企業で働くことや、既に行っている地域活性の活動に関わってもらうなど、徐々に関わってもらうことから始めると良さそうです。

なんとなく住んでみたい、短中期滞在が目的の移住者

最後は、地域活性に興味があるわけではなく、その町に強い愛着があるわけではない移住者のタイプになります。
また、移住といってもずっといるわけではなく一時的に住むつもりで来ていることもあります。

町視点で考えると、町のコンテンツをつくるわけではなく、ずっといるわけではない、ので他のタイプのほうがいいように思われます。
ただ移住者の誰もが初めから”ずっと住み続けたい!”と思っているわけではなく、ハードルを下げることも必要です。

門戸を広げることでより多くの移住者を集めることができますし、こういった移住者が来やすくなる町にしていくことは段々と必要になってくると思います。
地域活性の初期段階から多いと地域活性の盛り上がりにはややどうかなと思うのですが、地域活性にしか興味がない人しかいない地域ではその後やっていけなくなるので、地域活性に興味がない人でも暮らしやすい地域を目指すことは大事だなと思います。

どんな移住者に来てもらいたいか明確にし施策を用意すること

もちろんどんな移住者でも来てもらって嬉しいですが、地域活性やその地域のフェーズにあった移住者のほうがいいですし、そういった移住者が来やすくなる施策を導入することは大事だと思います。

企業や独立がしやすい環境をつくる、永住ではなく中期的な移住でも住みやすい風土にする、都心部に通いやすい交通手段を用意する、など移住者に合わせて方針や施策を用意する必要があり、そういったことを意識しておくのは大事なのかなと思っています。

移住者というと、1つめのタイプが求められがちな印象がありますが、実際に長くいるのはその他のタイプのほうが多いですし、移住者にも色々なタイプがあることを認識しておくと移住者増加を考えるうえで視野が広がると思うので、頭の片隅にでも入れておくといいんじゃないかと思います。

来週は地域でどんなビジネスが向いているか、について書く予定です。

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山口拓也

山口拓也

まるもオーナー兼WEB担当です。WEBメディア運営の仕事もやっています。マンガと将棋と海外旅行が好きです。
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